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 2024年4月2日調査)・14日

 今年のサクラは平年より開花が遅くなりました。3月の上旬と下旬に寒の戻りがあり、その影響でしょうか。

4月に入ると咲き始め、しばらくお花見が楽しめました。

2日は、晴れで青空、空を見上げれば、ヤマザクラが輝き、足元にはタチツボスミレが咲き、もこもこの「ビロウドツリアブ」が落ち葉の上を飛び、早春の森は喜びの季節です。気温20℃ 生き物調査には絶好日よりです。そして、初めての出会いがありました。早春のみ見られるチョウの「コツバメ」です。幼虫は、ツツジ科のアセビやヤマツツジなどの新芽やつぼみを食べます。

他にもヒオドシチョウ、ミヤマセセリ、キタキチョウ、キタテハ、モンシロチョウ、ムラサキシジミ、アゲハ、テングチョウ、ルリタテハが確認できました。

埼玉県レッドリスト ヒオドシチョウ 絶滅危惧VU・ミヤマセセリ 準絶滅危惧NT1・コツバメ 準絶滅危惧NT2

 

2024年4月28日(調査)

 新緑が濃くなり、雑木林を彩るヤマツツジが満開です。木漏れ日の林床にキンランが咲きました。めっきり少なくなっています。キンランやギンランなどラン類は、地中の菌類と共生していますので移植は極めて困難です。

アオゲラのドラミングと、コジュケイの大きな声が森に響き渡っています。

埼玉県レッドリスト準絶滅危惧の アオマダラタマムシ、アオダイショウ、コチャバネセセリ、が見られました。